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JA全農2014年世界卓球団体選手権東京大会
(記事・写真提供/卓球王国)

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世界卓球速報を終わります
2014/05/06

日本女子の銀メダル、男子の銅メダルで幕を閉じた世界卓球。
最終結果は以下のとおり。

★男子
優勝:中国
2位:ドイツ
3位:日本、チャイニーズタイペイ

☆女子
優勝:中国
2位:日本
3位:シンガポール、香港


表彰台での日本女子チーム、観客から大きな拍手
2014/05/06

 女子団体表彰式での日本女子チーム。多くの大会では、決勝が終わると潮が引くように観客がいなくなり、寂しい表彰式になってしまうものだが、今日の表彰式では21時半を過ぎてもたくさんの観客が残っていた。そして日本女子チームに盛大な拍手をおくった。
 一昨日の女子団体準々決勝、昨日の準決勝をテレビで観て、この会場に足を運んだ人もいるかもしれない。予選リーグでの快進撃と、絶体絶命のオランダ戦、そして新たな歴史を刻んだ香港戦。決勝では中国という壁に跳ね返されたが、今大会での日本女子の戦いぶりは素晴らしかった。本当におめでとう!

 写真下は表彰後の記者会見でのひとコマ。中国のメディアから、「ITTFのルールが変わり、今後は他の協会の選手ともダブルスが組めるようになります。中国女子3名のうち、誰とダブルスを組みたいですか?」という難問が石川に突きつけられた。
 「中国の皆さんはすごく強いし、私が言える立場じゃないけど、組んでいただけたらすごくうれしい。もしミックスダブルスもあったら馬龍選手に組んでもらいたいです」(石川)。これには同席した中国女子の3人も笑顔。なかなか上手に逃げました(笑)。

平野が敗れ、中国が2連覇を達成。日本銀メダルよくやった!
2014/05/05

●女子決勝
   < 日本 0−3 中国 >
 石垣  −5、8、−5、−5      丁寧○
 石川  −8、−7、−7       李暁霞○
 平野  −4、−2、−5     劉詩ウェン○
 石川    vs.    丁寧
 石垣    vs.    李暁霞

 後がない日本 。3番は昨日、奇跡的な勝利を収め、勢いに乗る平野。相手は世界ランク1位の劉詩ウェン(リウ・シウェン)。
 1ゲーム目、2−3。2−5、2−10、4−11で劉がゲーム先取。劉がボールの勢いで平野をぐいぐい押す。
 2ゲーム目、1−6でリードされる。1−8、2−11で劉のワンサイド。
 3ゲーム目、1−4で日本タイムアウト。2−5、3−6、4−7、5−7、5−9、5−10で劉マッチポイント。最後は劉の強烈なバックハンドが決まり、5−11。
 中国が2連覇を達成。日本は43年ぶりの優勝ならず。しかし、大健闘。感動を日本中に与えた日本チームだった。

石川、李暁霞の前に沈む。中国が2−0リード
2014/05/05

●女子決勝
   < 日本 0−2 中国 >
 石垣  −5、8、−5、−5    丁寧○
 石川  −8、−7、−7     李暁霞○
 平野    vs.    劉詩ウェン
 石川    vs.    丁寧
 石垣    vs.    李暁霞

 
 2番のエース対決。出足からラリーでは石川が互角の勝負。0−3から6−3、バックハンド7−3、7本連取。李暁霞4本連取、7−7、李の台上バックスマッシュで7−8。李の7本連取で7−10、取り返し8−10、石川のレシーブフリックがオーバーして8−11でゲームを落とした。

 2ゲーム目、2−3、ラリー戦を制し3−3、4−4、4−6、5−6、5−7、5−9、6−9、7−9、ネットインで7−10、石川のバックハンドがネットミス7−11。
 3ゲーム目、3−2、すさまじいラリー戦を李が取り3−3。4−4、石川のバックが決まり5−4。互角のラリー戦だ。5−5、石川レシーブミス5−6、李の台上強打で5−7、李のレシーブ強打が決まり5−8で日本タイムアウト。サービスで取り6−8。フリックレシーブのミスで6−9、李のドライブで6−10。7−10、最後は李のカウンターブロックで7−11。中国が2−0でリード。

トップ石垣、丁寧に力及ばず、中国リード
2014/05/05

●女子決勝
   < 日本 0−1 中国 >
 石垣  −5、8、−5、−5    丁寧
 石川    vs.    李暁霞
 平野    vs.    劉詩雯
 石川    vs.    丁寧
 石垣    vs.    李暁霞


 トップはカットの石垣と前世界チャンピオンの丁寧。
 1ゲーム目、2−6、4−8、石垣の動きは悪くないのだが、丁寧のカット打ちにもミスがない。5−11で石垣落とす。
 2ゲーム目、出足から石垣、積極的に攻撃を入れる。3−1、3−3、5−5、カットだけでは勝てないため、早めに攻撃を入れる戦術転換なのだろう。6−6と中盤まで互角。8−6、9−7、攻撃を多くしたために丁寧のカット打ちも狂ってきた。9−8、4球目のカウンターフォアブロックで10−8、丁寧のドライブがオーバーミスで11−8。ゲームを奪い1−1とする。

 3ゲーム目、0−3、石垣のミドルを狙う丁寧、0−4。1−5、1−6、2−9、2−11。ドライブをバックとミドルに集め、石垣の攻撃を封じる丁寧。
 4ゲーム目、石垣、スタートから攻撃を入れるが丁寧がカウンター。0−3で日本タイムアウト。1−3でお互いが攻め合う長いラリーを石垣が取り2−3。しかし、ここから一気に2−6と丁寧。3−9、石垣の攻撃が決まり4−9。5−10、5−11。カットだけでは対応できずリスクのある攻撃を入れるしかなかった石垣だが、力及ばず。
 
 

女子決勝スタート、ガチンコ対決
2014/05/05

●女子決勝
   < 日本 対 中国 >
 石垣    vs.    丁寧
 石川    vs.    李暁霞
 平野    vs.    劉詩ウェン
 石川    vs.    丁寧
 石垣    vs.    李暁霞

 日本が31年ぶりに決勝進出。31年前の決勝はこの代々木第一競技場だった。もし優勝すれば1971年名古屋大会以来、43年ぶりとなる。オーダーは両者が正面からぶつかり合うガチンコ勝負となった。

中国強し!ドイツを破り金
2014/05/05

 <中国 3-1 ドイツ>
○馬龍 6、9、9 ボル
 張継科 -11、-8、-6 オフチャロフ○
○許シン 5、2、8 フランチスカ
○馬龍 10、5、2 オフチャロフ

3大会連続の同カードとなった男子決勝は、中国がドイツを破り7大会連続優勝の快挙を成し遂げた。4番馬龍は、第1ゲームを9−10からの逆転で奪うと、まさに絶好調モード。かつては精神面の弱さが指摘されていたが、今大会では他を圧倒する強さで全勝。フォアハンドのパワードライブは、まさに世界トップの威力だった。

 試合後の会見で、張継科を破ったオフチャロフは「まず中国チームにおめでとうと言いたい。今回の張継科戦にストレートで勝てたことはとてもうれしい。彼は五輪と世界選手権のチャンピオンだから。でも、今回の大会は団体戦だし、ドイツが負けたのは残念」とコメントした。

※写真は3番で流れを中国に引き寄せた許シン(左)とドイツのオフチャロフ&ボル

男子団体決勝、オフチャロフが張継科を撃破!
2014/05/05

 〈中国 2−1 ドイツ〉
○馬龍 6、9、9 ボル
 張継科  −11、−8、−6 オフチャロフ○
○許シン 5、2、8 フランチスカ
 馬龍   vs.  オフチャロフ
 張継科  vs.  ボル

 ドイツ対中国の男子団体決勝は、3番を終えて中国が2−1とリードを奪っているが、2番で現五輪&世界チャンピオンの張継科がオフチャロフにストレートで敗れた。
 オフチャロフは誰もが恐れる張継科の台上バックドライブを、両ハンドで思い切り良く狙っていった。特に張継科のミドルを狙って放つ、カウンターのバックドライブは威力満点。打ち合いになっても凡ミスがなく、第3ゲームは9−2と中盤で大きくリードし、完勝の内容。世界団体の決勝で、中国選手がストレートで敗れるのはほとんど見たことがない。

 3番は許シンが格の違いを見せ、フランチスカに完勝したが、フランチスカも許シンの回転量の多いフォアドライブによく対応。見応えある打ち合いもあった。4番は馬龍対オフチャロフ。ラストにもつれれば、中国といえども何が起こるかわからない。下写真左はオフチャロフ、右は張継科

大会最終日、男女チャンピオンチームが決定 大会8日目見どころ
2014/05/05

いよいよ大会最終日となった世界選手権東京大会。男女決勝が行われチャンピオンが決定する。試合スケジュールは下記の通り。

16:30〜 男子決勝
中国対ドイツ

19:30〜 女子決勝
中国対日本

男子は前回大会と同じ中国対ドイツのカードとなった。昨日の準決勝で中国はタイペイ、ドイツは日本を下し決勝へ勝ち上がってきた。中国は張継科が1セットを落としたのみで完勝。ドイツは日本と対戦し、オフチャロフが水谷に敗れたものの、大黒柱・ボルが水谷、丹羽から2本取り、3番フランチスカも接戦で松平を下し、日本の決勝進出を阻んだ。特に水谷戦で見せたボルのプレーはまさに圧巻だった。今日の決勝戦、中国は許シン、馬龍、張継科の3人、ドイツはボル、オフチャロフ、フランチスカの3人の対戦が予想される。

大会の最後、女子決勝は中国対日本。昨日ドラマティックな試合で香港を下し、31年ぶりの決勝進出を果たした日本。いよいよ中国との対戦だ。昨日中国はシンガポールを3-0で完封。ここまで1試合も落とすことなく、盤石の勝ち上がり。試合中のベンチを見ていても、リラックスした表情で余裕の雰囲気。プレー中の顔をしかめる仕草ですら、相手というよりは自分自身のプレーに不満があるように感じる。女王・中国相手に日本がどのような試合をみせるか、ホームの応援を背に思い切ってぶつかっていってほしい。

8日間にわたって行われた世界選手権もクライマックス。会場の熱気、観客数、そして好プレーも日に日に増していった印象だ。そして今日、新たなチャンピオンチームが生まれる。大会の最後を飾るにふさわしい、素晴らしい試合に期待したい。

プレッシャーから解放された石川佳純、見事なプレー
2014/05/05

 香港戦の4番で勝利し、チームの決勝進出を決めた石川佳純。「3番で平野さんがあれだけ良い試合をしてくれたので、絶対にここで勝ちたいと思った」と試合後に語った。
 昨日のオランダ戦ラストのエーラント戦では、プレーが単調になり、強打で自滅するシーンも目立った。コースと緩急を巧みに使い、時にスピード、時に回転で得点を稼ぐクレバーなプレーが影を潜めていた。石川自身も「今大会は勝ちたい、勝ちたいで焦ったプレーが多くなったりして、相手のミスを誘うことを忘れてしまって、少し硬くなる時がある」とそれを認めている。

 しかし、香港戦では完全に本来のスタイルを取り戻した。「せっかく日本で世界選手権をやって、こんなにたくさんの人が観てくれているんだから、もっと自分らしいプレーをしなさいとコーチにも言われました。自分でもよく考えたらそうだなって思いました」(石川)。ナックルでやや高い「つり球」を使い、強く打ちそうな体勢からループドライブを打つなど、準決勝の大舞台で冷静に得点を重ねた。

 決勝の相手は最強軍団・中国。「中国に対しては先手必勝。攻めて行くことが一番大事だと思うし、自分から点を取りに行くプレーをしたい」と語る石川。しかし、強打だけに頼らず、相手の待ちを外す、石川らしいひらめきのあるプレーを見せてほしい。

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