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JA全農2014年世界卓球団体選手権東京大会
(記事・写真提供/卓球王国)

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石川勝った!ニッポン、31年ぶりの決勝進出!!
2014/05/04

●女子準決勝
 < 日本  3−1  香港 >

 石垣  −13、−10、−2   李皓晴○
○石川  −8、8、−6、9、6 姜華君
○平野  −8、−10、10、2、10呉穎嵐
○石川   4、−8、−10、9、7  李皓晴
 石垣      vs.     姜華君

 4番で登場するはエースの石川。相手は石垣を下した李皓晴。過去4年間で石川6勝0敗。2番で苦しみながらも勝利した石川は平野から力をもらっているはずだ。

 1ゲーム目、4−1、6−3と石川リード。7−4、試合の主導権は石川が握っている。9−4、11−4と李を寄せ付けず。2ゲーム目3−5。4−8、どうした石川。7−8と差を詰める。ここで香港タイムアウト。石川サービスエースで8−8。8−10、8−11で落とした。
 3ゲーム目、2−6、2−7、3−8、5−9、5−10、8−10、5本連取の10−10
でドライブミス10−11、バックハンドのミスで10−12。

 4ゲーム目、2−2、3−3、サービスエース4−3、5−4、7−5、8−7、9−8、9−9、スマッシュを打ち込み10−9。3球目で決め11−9! 最終ゲームへ。
 5ゲーム目、2−2、3−2、4−2、石川の攻撃が冴える。4−3、5−3チェンジエンド。5−5、バッククロスへの流し打ちドライブ6−5。7−5、8−5、9−5、9−6、10−6マッチポイント。10−7、油断するな。フォアクロスドライブ決まり11−7石川勝利。

 ニッポン、31年ぶりの決勝進出!!

上写真左:勝利を決め、大声援に応える石川
上写真右:逆転負けを喫した李皓晴
下写真:石川を笑顔で迎える日本女子ベンチ

平野の見事な逆転勝ち、日本2−1リード
2014/05/04

●女子準決勝
 < 日本  2−1  香港 >

 石垣  −13、−10、−2   李皓晴○
○石川  −8、8、−6、9、6   姜華君
○平野  −8、−10、10、2、10 呉穎嵐
 石川    vs.  李皓晴
 石垣    vs.  姜華君

 3番で日本の鬼神、平野の登場。今大会、抜群の安定感を見せている。
 ところが、1ゲーム目5−2、7−5、7−6、7−8、7−9、7−10、8−11で前半のリードを守れなかった。2ゲーム目、3−5とリードを奪われる。6−7、バックストレートにバックカウンター7−7。サービスエースで8−7。9−8。10−8でサービスを持ちながら10−10のジュース。最後はバッククロスのフォアドライブがサイドを切り10−12で落とした。

 3ゲーム目、4−8と離される。5−9、7−9、9−9と追いつく。9−10と相手のマッチポイント。10−10、11−10と逆転、12−10と1ゲームを取り返した。
 4ゲーム目、2−2、5−2、7−2で相手のサービスがフォールトを取られ、8−2、そして9−2、11−2。平野に卓球の神が宿るか。最終ゲームへ突入。

 5ゲーム目、2−1、相手のサービスミスで3−1、バックブロックからのフォアドライブで4−1、4−2、ドライブ連打5−2でチェンジエンド。6−2と平野の勢いは止まらない。6−3、6−4、6−5、相手の呉もあきらめない。6−6と4本連取される。次をバックドライブで7−6。8−6、攻めまくる平野。あと3本だ。
 9−6、すさまじいラリーの応酬で9−7。9−8、勝負はわからない。ナックルロングサービスでエースを取り10−8マッチポイント。ここで香港は平野のサービスがネットインではと抗議。認められずに再開。10−9、ドライブミス10−10のジュース。バック対バックで勝つ11−10、三度マッチポイント。最後は呉が空振りで12−10で平野。4番の石川に勝利を託した。

日本女子、香港と1−1。石川、エースの意地
2014/05/04

女子準決勝
 < 日本  1−1  香港 >

 石垣  −13、−10、−2   李皓晴○
○石川  −8、8、−6、9、6 姜華君
 平野    vs.  呉穎嵐
 石川    vs.  李皓晴
 石垣    vs.  姜華君


 1ゲーム目、リードを奪っていた石垣だったが、最後の競り合いで攻撃ミスが出た。13−15で石垣が落とした。
 2ゲーム目、10−8、10−9で日本がタイムアウト。10−12で逆転された。3ゲーム目はワンサイド、2−11で石垣が敗れ、0−1のスタートとなった。
 2番で石川は流れに乗れない。いきなり8本で落としたが、2ゲーム目を8本で取り返す。3ゲーム目、6−9と離され、6−11と落とす。石川は崖っぷちに立った。その4ゲーム目、10−7と追い込むも10−9、ここを何とか11−9にして最終ゲームへ突入。
 5ゲーム目、6−4とリード。7−5、8−5、ここで香港タイムアウト。10−6とマッチポイント。そして11−6、さすが日本のエース、石川は香港に傾きかけた流れを引き戻した。

下写真左は石川、右は姜華君

水谷「「ボルに対しては精神的にビビってしまった」
2014/05/04

 準々決勝でポルトガルに完勝し、勢いに乗っているように見えた日本男子。トップでボルに敗れた丹羽は、欧州の皇帝のうまさに脱帽した。「 ボルはサービスのコースがうまくて、最後までチキータで攻めることができなかった。ブンデスリーガでやって、いつも競り合いで負ける。まだまだ差があると思いました。1番でぼくが勝てば流れがくると思ったけど、ボルは強いボールはないけど、コース取りもうまくて、回転量も多くてなかなか自分の思ったとおりに攻められなかった」(丹羽)。

 2番でオフチャロフに勝った水谷。これはここまでの今大会のベストゲームと言えるハイレベルの試合だった。「前回大会の準決勝で完敗したオフチャロフに勝てたことはひとつの収穫。4ゲーム目からそれまで使っていないサービスを使っていった。これまで世界団体の準決勝では0勝5敗で、この壁を乗り越えたいと強く思っていたので、それはうれしい気持ちもある」と水谷のコメント。
 3番で松平は若手のフランチスカに2−1とゲームをリードしながら敗れた。「松平とは5年前にブンデスリーガでやっただけだ。あのときはノーチャンスだった。だから試合前はナーバスになった。戦術的には、まずレシーブに集中した。松平は良いサービスを持っているから。それがうまくできた」と勝ったフランチスカはコメントした。
 4番は水谷対ボル。「ボルに対しては精神的にビビってしまった。メンタルがまだまだ弱い。ここまで完璧にやられるとは思わなかった」と水谷は振り返った。
 
 日本男子にとって37年ぶりとなる決勝進出はならなかった。近くて遠い決勝への壁だった。

水谷、ボルに敗れ、日本1−3で準決勝で散る
2014/05/04

 ●準決勝
  < 日本  1−3  ドイツ >

 丹羽  16、−5、−4、−12      ボル○
○水谷  8、−16、−6、6、8 オフチャロフ
 松平  −10、7、6、−5、−5 フランチスカ○
 水谷  −6、−5、−6        ボル○
 丹羽       vs.   オフチャロフ

 4番は水谷対ボル。1ゲーム目、3−6、5−7、6−11でボルが先取。2ゲーム目、3−3、4−7、5−8、5−11で連取され、水谷がピンチ。3ゲーム目も2−5、3−6、5−7、6−9、ボルに隙なし。6−11。水谷はストレートで敗れ、日本はドイツに敗れ、銅メダルに終わった。

松平、フランチスカに敗れ、1−2
2014/05/04

 ●準決勝
  < 日本  1−2  ドイツ >

 丹羽  16、−5、−4、−12       ボル○
○水谷  8、−16、−6、6、8   オフチャロフ
 松平  −10、7、6、−5、−5 フランチスカ○
 水谷    vs.    ボル
 丹羽    vs.   オフチャロフ

世界17位の松平対37位のフランチスカの3番。ここで勝ってドイツにプレッシャーをかけたい。1ゲーム目、6−3。しゃがみ込みサービスをフランチスカがバックドライブで6−6。そして6−7、7−7、8−8、8−9、9−9、10−9、10−12、フランチスカが先取。 

 2ゲーム目、5−0とリードしたが、7−7と追いつかれたところで日本がタイムアウト。そして4本連取して11−7。松平、ゲームを取り返した。
 3ゲーム目、3−4、4−5、5−5で追いついた。7−5、10−6、11−6。勝利に王手をかけた松平。
 4ゲーム目、2−2、3−4、4−9、5−11で落とし、最終ゲームへ。5ゲーム目、3−6、ここでドイツのタイムアウト。3−8、5−8、5−9、5−11、フランチスカの勝利。日本対ドイツ、1−2となった。

水谷、世界4位のオフチャロフを破り、1−1
2014/05/04

 ●準決勝
  < 日本  1−1  ドイツ >

 丹羽  16、−5、−4、−12      ボル○
○水谷  8、−16、−6、6、8 オフチャロフ
 松平    vs. フランチスカ
 水谷    vs.    ボル
 丹羽    vs.   オフチャロフ

 2番の水谷対オフチャロフ。1ゲーム目4−1。5−2、6−5、6−6、8−6、9−7、11−8。水谷のコース取りのうまさが光った。

 2ゲーム目、一進一退で進みジュース12−12、13−13、14−14、サービスエース15−14、15−16、16−16、16−18で水谷落とす。

 3ゲーム目、5−5、5−7、6−11でオフチャロフが連取。打ち合いではオフチャロフが有利、水谷は先攻したい。

 4ゲーム目、水谷は積極的な攻めを見せ3−4、4−4、5−4、9−5、11−6で取り返した。
 最終ゲーム、2−2、2−4、4−4、レシーブミス4−5、チェンジエンド。そして5−5、しのいで6−5、長いラリーを制し7−5、すごいぞ水谷。
 オフチャロフのドライブミス8−5、8−6、8−7ここで日本タイムアウト。サイドを切るバックドライブで8−8。次を水谷カウンターブロックで9−8、あと2本。ストップレシーブをオフチャロフがドライブミスで10−8で水谷マッチポイント。11−8で水谷が勝利、世界4位を破り、1−1とした。

ボルが丹羽を破り、日本0−1ドイツ
2014/05/04

 ●準決勝
  < 日本  0−1  ドイツ >

 丹羽  16、−5、−4、−12   ボル○
 水谷   vs.  オフチャロフ
 松平   vs. フランチスカ
 水谷   vs.    ボル
 丹羽   vs.   オフチャロフ
 
 トップは丹羽対ボル。実は4月のブンデスリーガのプレーオフで対戦してゲームオールで丹羽が惜敗している。
 1ゲーム目、4−4と互角のスタート。6−6、8−6、9−8、9−9。丹羽のレシーブミスで9−10。11−10、11−11、ナックルドライブで12−11、チキータ狙いを読まれて12−12。13−12、13−14からチキータで14−14、15−15、15−16からフォア前をフリックでレシーブエース16−16、最後はドライブを決め18−16でゲーム先取。長いジュースを制し、丹羽は叫んだ。皇帝ボルに、丹羽は臆さず、互角の勝負だ。
 2ゲーム目、0−4、2−6、3−7、5−8、5−11で丹羽落とす。3ゲーム目、1−5、2−7、3−8、4−11、ボルが連取。4ゲーム目、4−2。丹羽の集中力が戻ってきた。6−3とリードを離す。7−4、8−4、8−6、9−6、9−8で倉嶋監督がタイムアウト。9−9と追いつかれる。丹羽、ボールのバックへ深いカットサービスでエース10−9、そして10−10。11−10、11−11、11−12とボルのマッチポイント。しかし12−12、12−14、ボルが勝利した。

準決勝、日本対ドイツ、いよいよスタート
2014/05/04

●準決勝
  < 日本  対  ドイツ >

 丹羽   vs.   ボル
 水谷   vs.  オフチャロフ
  松平   vs. フランチスカ
 水谷   vs.    ボル
  丹羽   vs.   オフチャロフ

中国女子、シンガポールを全く寄せつけず
2014/05/04

 〈中国 3−0 シンガポール〉
○李暁霞 −8、8、5、7 馮天薇
○丁寧 6、3、6 ユ・モンユ
○朱雨玲 4、7、7 リー・イザベルスーユン

 過去3大会連続で決勝に進出し、2010年モスクワ大会では中国を3−1で撃破。近年は「中国最大のライバル」と言われるシンガポールも、中国の厚い壁に跳ね返された。女子団体準決勝、中国がシンガポールを3−0で下した。

 シンガポールはトップ馮天薇が、第1ゲーム6−8からの5点連取で逆転したのが唯一の抵抗だった。深く切れたツッツキからのカウンター、回り込んでバッククロスに放つシュートドライブなどで李暁霞に対抗し、観客を沸かせたが、最後は李暁霞の厳しい攻めに屈した。
 2番ユ・モンユも、丁寧と両ハンドのラリー戦を展開したが、最後の一本が決め切れない。そして中陣での打ち合いになれば、パワーの差は歴然としていた。3番に出場したカットのリー・イザベルスーユンは、切れのあるフォアドライブで朱雨玲のループドライブを打ち返し、会場を沸かせる場面もあったが、カットのオーバーミスが多く、プレーの安定性で及ばず。

 中国女子の孔令輝監督は、世界団体は初采配だが、これだけの豪華メンバーだったら監督の仕事も少ないだろう。ただ、タイムアウトのタイミングなどを見ていると、男子の劉国梁監督に比べ、手を打つのがやや遅いようにも見える。コーチとしてのタイプの違いなのか、それとも手腕の差なのか…?

※写真は朱雨林(左)と李暁霞から1ゲームを先制した馮天薇

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